米コンピュータ緊急事態対策チーム(US-CERT: United States Computer Emergency Readiness Team)は5月26日(米国時間)、「VMware Releases Security Updates|CISA」において、VMware vCenter ServerおよびVMware Cloud Foundationに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。

脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • VMware vCenter Server 7.0
  • VMware vCenter Server 6.7
  • VMware vCenter Server 6.5

脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • VMware vCenter Server 7.0 Ub2
  • VMware vCenter Server 6.7 U3n
  • VMware vCenter Server 6.5 U3p
  • VMSA-2021-0010

    VMSA-2021-0010

脆弱性のうち、最も深刻度が高いものはCVSSv3スコアが9.8の緊急(Critical)に分類されており注意が必要。Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA)はユーザーおよび管理者に対し、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。