ウイングアーク1stとJSOLは5月24日、両社がマスターデータマネジメント(MDM)拡大に向けて協業を開始し、JSOLのマスター統合管理ソリューションである「J-MDM」とウイングアーク1stのBIダッシュボードである「MotionBoard」およびデータ基盤ソリューションである「Dr.Sum」を組み合わせた「マスター統合+分析基盤ソリューション」を提供開始した。JSOLは新ソリューションについて、年間30社以上の導入を目指す。
同ソリューションでは、各事業や組織ごとに分断・分散された情報を結び付け、情報の流れを整流化するというJ-MDMについて、データマネジメント機能を強化したとのこと。さらにDr.SumおよびMotionBoardとの連携により、システム導入および業務改善後の成果や各マスターとトランザクションデータの関連性まで、多様な指標をリアルタイムかつグラフィカルに可視化可能になるとしている。
データマネジメントは中長期的な取り組みのため、成果が出るまで時間を要する、あるいは成果が見えにくいなどの理由から、プロジェクトが中断されることもあるという。
同ソリューションの利用により、マスターデータ管理業務の効果測定や改善内容の可視化も可能となるため、データマネジメントの取り組みを永続的に進めていくこも可能になるとのこと。
両社は今後、データ領域・情報活用領域における両社の技術力・実績・ノウハウを結集することで、導入企業へのさらなる価値提供に努める方針だ。