Microsoftは5月21日(米国時間)、「Announcing Windows 10 Insider Preview Build 21387|Windows Insider Blog」において、開発チャンネルに「Windows 10 Insider Preview Build 21387」を公開したことを伝えた。
細かな修正や変更が行われたビルドだが、このビルドは一点注目に値する。このビルドから一足先に「Internet Explorer 11」が削除されたのだ。MicrosoftはInternet Explorer 11のサポート終了へ向けて着実に歩みを進めている。
Microsoftは5月19日(米国時間)、Webブラウザ「Internet Explorer 11」のサポートを2022年6月15日をもって終了すると発表した。MicrosoftはChromiumベースの「Microsoft Edge」をWindows 10のデフォルトのWebブラウザとしており、Internet ExplorerではなくMicrosoft Edgeを使うことを推奨している。
Internet Explorerは長きにわたり、WindowsプラットフォームでデフォルトのWebブラウザとして使われてきた。しかし、レンダリングが標準規約と違っていたり、バグを抱えていたりと、開発者を悩ませたWebブラウザでもあった。
Microsoftは「Microsoft Edge」と呼ばれる後継のWebブラウザを開発するが、当初ユーザーは思ったようにInternet Explorerから移行してくれなかった。しかし、Microsoft EdgeをChromiumベースで作り変えてからは、ユーザはこの新しいMicrosoft Edgeへ移行する動きを見せている。