アジレント・テクノロジーは5月10日、同社の次世代全自動染色機「ダコ Omnis」上で、同社のコンパニオン診断キット「PD-L1 IHC 22C3 pharmDx『ダコ』」を使用できるようになったと発表した。

これにより、同コンパニオン診断キットを非小細胞肺がん患者における抗PD-1抗体「キイトルーダ」(一般名:ペムブロリズマブ(遺伝子組換え))の適切な投与を行うための補助に用いることができるようになるという。

特に、ルーチン IHCと同じ装置で検査室ワークフローに全自動PD-L1診断サービスを加えることが可能となり、これにより、病理医はPD-L1 検査結果を含めた報告が可能となり、検体数の多い施設でも、連続的な検体処理により、診断までの時間を短縮することができるようになると同社では説明している。

なお、日本においてPD-L1コンパニオン診断キットを、ダコ Omnisで使用できるようになったのは、今回が初めてだという。