全日本空輸(ANA)とジャムコは4月28日、手を触れずに出られる機内トイレのドアを共同で開発したと発表した。2021年5月1日よりANA国内線機材に順次導入する予定。
今回開発された機内トイレのドアは、内側についているドアロックのノブを大型のものに変更し、ドアの引き手部分にハンドルを追加で装着した。これにより、手のひじ部分などでロックを解除し、ドアハンドルを引くことでトイレから出られるようになった。
ドアノブ部分に手を触れずに済むので感染症対策にもつながるとしている。なお、手を触れずに出られる機内トイレのドアの導入は世界の航空会社で初めてだという。また、トイレ内には使用方法を記載したシール(プラカード)も貼付し、利便性の向上にもつなげている。
ANAは今後も空港や機内などさまざまなシーンにおいて、清潔・衛生的な環境を提供する取り組みを強化していく方針だ。