ダイドードリンコは26日、同社が日本電気(NEC)と共同開発する顔認証決済サービス「KAO-NE」(カオーネ)の本格展開を発表した。

  • 「KAO-NE」の概要(同社資料より)

    「KAO-NE」の概要(同社資料より)

「KAO-NE」は、精度に定評あるNECの顔認証技術「Bio-IDiom」を活用した顔認証決済サービスで、事前に顔画像やクレジットカード情報、パスコードを登録することで2要素認証を実現し、"手ぶら"での購入を可能とする。昨年の両社の実証実験の結果を踏まえて、オフィスや工場、病院など2000台の設置を目標にしており、ダイドードリンコ大阪本社・東京本部、大同薬品工業関東工場、NEC本社などが具体的な設置場所として挙げられている。

昨年の実証実験の結果として、スマホや財布も触らない手ぶら購入体験が好評である一方、マスクをしたままでの購入や認証時間などの課題が浮上していたが、これを解決して今回の発表に至っている。なお同社によると自動販売機での顔認証決済サービスは日本初になるという。