NECは4月26日、千葉銀行と横浜銀行と共同で、シニア層のお客とその家族を対象にコミュニケーションタブレットを活用した実証実験を4月26日から7月26日まで実施すると発表した。
同実証実験では、NECのシニア向けコミュニケーションタブレット「Tablet PaPeRo(タブレットパペロ)」に、銀行キャラクター(ひまりん、はまペン)による困り事についてのヒアリング、金融知識向上コンテンツ、シニア層が抱える健康面の不安や課題などを解決するためのコンテンツなどの機能を搭載し提供する。
銀行キャラクターに加え、タブレット端末の画面上に表示されるNECのバーチャルアシスタントとの会話により、高齢者が日常的に使える口の体操(早口言葉)や頭の体操(簡単な記憶・計算問題)などのトレーニング機能や、認知症に対して関心を高めるため健康分野の外部サービスに接続することができる。
また、バーチャルアシスタントによる季節・時間帯などに応じた声かけや、シニア層の本人とその家族間の伝言や写真の送信ができるコミュニケーション機能を提供するとのことだ。