アイリスオーヤマ、日本コンピュータビジョン、ダイワ通信の3社は4月26日、コロナ禍で使用拡大するサーモカメラの適切な使用の普及を目指す「サーモカメラコンソーシアム」を共同設立したと発表した。
今回設立された「サーモカメラコンソーシアム」では、使用者に対して適切な使用ガイドラインや性能基準を策定し普及させることで正しい使用を促し機器の信頼性向上を目指す。
また、サーモカメラ機器認定発行や、導入パートナー向けのトレーニングも実施していく予定。3社は今後、国内のメーカーや、大学教授・弁護士などの参加の検討、業界関連団体との連携などを通じて、サーモカメラ業界横断の団体として推進していく方針だ。
コロナ禍でサーモカメラの普及が広がる一方で、設置場所や、着用物による影響など、さまざまな要因により、正しい温度検知結果が得られないことによる課題も発生している。
アイリスオーヤマ LED・IoTソリューション事業部 部長 本所翔平氏は「アフターコロナでも、サーモカメラによる検温はスタンダードとなると考えられ、メーカーとして正しいガイドラインを普及させなければならない」とコメントを寄せている。