アライドテレシスは4月23日、ITシステムに必要な製品や機能を契約型で使用できる「Allied Telesis OneStop Platform」の提供を開始することを発表した。
従来、IT投資は自社に機器を設置してシステムを導入するオンプレミスか、外部の事業者が用意した機器やソフトウェアを通信回路経由で利用するクラウドサービスの2つがメインであった。しかし、オンプレミスは初期投資が高額で所有資産の増加を招き、クラウドサービスだけでは内容をカスタマイズできない、専用設備が使えないなどクリアできない要件もある。
提供を開始する「Allied Telesis OneStop Platform」は、オンプレミスとクラウドサービスの良いところをチョイスしたサブスクリプションサービス。単純なリースとは異なり、製品購入費、ライセンス費、保守費用など、同社が提供する様々なソリューションを組み込んだ金額を期間で按分するという。
たとえばLANをサービスとして利用したい場合、ユーザーの要望に合わせて最適な環境構築を提案し、必要な各製品・各サービスをカスタマイズし、サブスクリプションとして提供する。また、LANシステムの更新が必要だが更新費用など高額で単発的な予算が確保できない場合、全体にかかる費用をまとめて期間按分して支払い計画を案内。期間按分した費用を毎年の予算に組み込めるので、ユーザーの予算計画が立てやすくなるという。
また、メーカーの製品と自社の年額払いのサービスを組み合わせて顧客に提供したい場合、製品代も含めたサービス費用を期間按分することが可能。これにより、顧客からの収入とアライドテレシスへの支払いのタイミングを合わせることが可能になり、キャッシュフローも改善できるとしている。