米コンピュータ緊急事態対策チーム(US-CERT: United States Computer Emergency Readiness Team)は4月22日(米国時間)、「Drupal Releases Security Updates|CISA」において、Drupalに脆弱性が存在すると伝えた。この脆弱性を利用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされている。

脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Drupal 9.1.7よりも前のバージョン
  • Drupal 9.0.12よりも前のバージョン
  • Drupal 8.9.14よりも前のバージョン
  • Drupal 7.80よりも前のバージョン

脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Drupal 9.1.7
  • Drupal 9.0.12
  • Drupal 8.9.14
  • Drupal 7.80
  • Drupal core - Critical - Cross-site scripting - SA-CORE-2021-002|Drupal.org

    Drupal core - Critical - Cross-site scripting - SA-CORE-2021-002 | Drupal.org

この脆弱性は深刻度が緊急(Critical)に分類されており注意が必要。Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA)はユーザーおよび管理者に対し、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。