全日空商事は4月21日、運営するANA公式ECサイト「ANASTORE/ANA ショッピング A-style」で、「ANA コレクターズグッズ」シリーズとして、退役した機体の部品を4月27日より抽選で発売を開始すると発表した。
「ANA コレクターズグッズ」シリーズは、「もっとマニアックな商品がほしい!」というファンからの要望を受け、企画の構想から製造・実現に至るまで、丸3年以上かかった企画。
グッズは、「マニアック」「ニッチ」「レア」をテーマに、ANA機で実際に使用されていた部品を取り外して再利用したリプロデュース品、機能性や快適性の技術検証などで使用されていた模型サンプルの2種類に分けられる。
今回発売されるのは、スラストレバー(4 アイテム)、操縦桿(4 アイテム)、コックピットパネル(9アイテム)、モックアップシート(3 アイテム)の 4 カテゴリー、20アイテム。今回販売される「ANA コレクターズグッズ」は、すべて一品もので同じものがないため、全商品を抽選で販売することにしたという。
スラストレバーとは、航空機のコクピットに装備され、燃料を調整しエンジン推力を制御するレバー。2015年に退役したANA機ボーイング767-300で実際に使われていた実物で、機体番号、製造者シリアル番号、総飛行回数、総飛行時間が入ったメモリアルプレート付きの特別仕様となっている。
操縦桿とは、パイロットが航空機の進行方向を操縦するのに使用するハンドル。2016年に退役したANA機ボーイング767-300で実際に使われていた実物で、機体番号、製造者シリアル番号、総飛行回数、総飛行時間が入ったメモリアルプレートが台座に印字された特別仕様となっている。
コックピットパネルとは、航空機のコックピットルームの天井からエンジン装置にかけて無数に配置されたスイッチやレバー。2016年に退役したANA機ボーイング 767-300 で実際に使われていた実物を Boeing Store が ANA のために特別に加工・製作した Custom Hangar 商品。
モックアップシートとは、機能性や快適性の技術検証などを行ったり、新シートのお披露目イベント等で使用したりしている模型。今回は、国内線、国際線の2席タイプ、国際線の3席タイプなど3種類のシートが用意されている。