TOTOは、空き状況表示や水まわり器具の設備管理サポートなどパブリックトイレ向けの設備管理サービスを6月より発売する。

  • (同社資料より)

    (同社資料より)

6月に発売する予定の「パブリックレストルーム設備管理サポートシステム」は、商業施設や交通施設、オフィスや学校などの施設トイレにおいて、利用者がスマートフォンやサイネージを通じトイレの空き状況を確認できるシステムや、水回り器具のリアルタイム確認や遠隔での設定など効率的な管理サポートを提供する。

  • 「パブリックレストルーム設備管理サポートシステム」のシステム概要(同社資料より)

    「パブリックレストルーム設備管理サポートシステム」のシステム概要(同社資料より)

対応器(ウォシュレット/小便器/自動水栓/電気温水器/オートソープディスペンサー)のそれぞれの状況が把握でき、故障アラートや出力データなどもクラウドを通じて確認。ウォシュレットでは温度変更、オートソープディスペンサーでは補充アラートなども提供され、効率的な業務遂行やデータを用いた長期保全計画などケースに応じた活用が期待できる。なお、システムに対応する専用商品が必要となる。おもな機能が以下の通り。

  • システム対応商品別のおもな機能(同社資料より)

    システム対応商品別のおもな機能(同社資料より)

同社は、米国の国際空港や成田空港でのIoTトイレ空間「experience TOTO」などIoTトイレへの取り組みを重ねている。今年のはじめにオンラインで開催されたCES 2021では、新たなビジョン"ウェルネストイレ"を表明している(ニュースリリース)。