リスクモンスターはこのほど、第7回「就職したい企業・業種ランキング」調査結果を発表した。調査対象は2022年3月卒業予定の大学3年生男女個人500人。

ランキングの第1位は「地方公務員」(回答率23.8%)だった。これに、「国家公務員」(同14.6%)、「グーグル(Google)」(同7.6%)と続いている。トップ3は前回調査と同じであり、依然として学生から人気があることがわかった。

前回からランクアップした企業としては、「JR東日本)」(前回18位→今回9位)と「JR東海」(前回64位→今回13位)の鉄道業や、「ソニー」(前回17位→今回9位)、「パナソニック」(前回87位→今回13位)、「日立製作所」(前回36位→今回20位)などの電気機械器具製造業、「集英社」(前回64位→今回19位)や「講談社」(前回64位→今回20位)などの出版業が目立っているという。

トップ20の業種を見ると、飲食料品製造業が6社(明治、味の素、森永乳業、日清食品、山崎製パン、サントリー)と最も多かった。これに、IT関連(Google、Amazon、LINE)が3社、医療関連(日本赤十字社、大塚製薬)が2社ランクインしている。いずれも、学生にとって日常生活で身近な商品・サービスを扱っている企業に人気が集中していることが明らかとなった。

  • 第7回「就職したい企業・業種ランキング」ベスト20 資料:リスクモンスター

「就職先として望む会社を文系・理系別に集計したところ、文理ともに「地方公務員」(回答率 文系27.5%、理系20.1%)、「国家公務員」(同 文系16.3%、理系12.9%)がトップ2を占めた。

文系学生においては、今回出版業2社「集英社」「講談社」が上位5位以内にランクインしており、趣味性の強い業種に人気が集まった。一方、理系学生においては、電気機器製造業が4社(パナソニック、日立製作所、ソニー、シャープ)、医療関連が4社(日本赤十字社、大塚製薬、武田製薬、アステラス製薬)がランクインしており、自身が大学で学んできた専門知識を活かせる業種への就職を希望する傾向がうかがえる。

  • 第7回「就職したい企業・業種ランキング」(文理別) 資料:リスクモンスター