KDDIは4月13日、ゼロトラスト型のセキュアなリモートワーク環境をグローバルで実現するという新サービスである「Cato(ケイト) Cloud」を提供開始した。

新サービスは、ネットワークとセキュリティの機能をクラウド上に集約し、世界中で統一したセキュリティポリシーでの運用が可能になる。また、日本国内に加えてKDDIヨーロッパおよびKDDIシンガポールでも同時に取り扱い、グローバルで展開する法人ユーザーに対して検討から導入、運用・保守まで国内外でワンストップでサポートするとしている。

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同サービスは、同社が提唱する「マネージド ゼロトラスト」の6つのコンポーネントのうちセキュリティとネットワークに該当し、世界190以上の国や地域において、セキュリティを確保したリモートアクセスを可能にする。

SaaS型アプリケーションなどのクラウドサービスのトラフィックを最適にルーティングすることで、ファイルのアップロードやダウンロードなど帯域幅を必要とする操作のパフォーマンスが向上するとしている。

また、同社が提供する「グローバルIP-VPN」との組み合わせで、構築済みのグローバルネットワークにリモートアクセス環境を追加できるとのこと。

  • 主なセキュリティ機能

同サービスでは、全世界60か所以上のPoP (Point of Presence、最寄りの接続点) を通じてクラウドアプリケーションへのルーティングを最適化し、エンドユーザーのインターネット上のアプリケーションの体感品質を向上するとしている。

サポートに関しては、日本国内、KDDIヨーロッパ、KDDIシンガポールに加え、2021年6月末までに提供開始予定のKDDIアメリカでも同サービスを提供し、国内外での検討から導入、保守までワンストップでサポートする。

なお今後オプションサービスとして、サービスデスク対応やセキュリティインシデント発生時のサポートなども提供する予定だ。