台湾ファウンドリ大手のUMCが発表した2021年3月度の決算概要(速報値)によると、売上高は単月としては過去最高となる約166億2000万NTドルとなったという。また、併せて2021年第1四半期の業績としても、前年同期比11.4%増の約471億NTドルとなり、こちらも四半期別で過去最高を記録したという。
この第1四半期および3月度の好業績は、製造委託料の値上げ、ならびにファブの稼働率が生産能力いっぱいまで上昇しているためとみられる。
なお、同社の2020年通期業績も前年比19.3%増の1768億2000万NTドルと過去最高を記録している。
TSMCの好調が話題になりやすいが、それ以外のファウンドリも好調が続いており、いずれもがフル稼働状態にあるため、世界的な半導体不足はまだまだ続きそうである。