アサヒビールは4月8日、4月6日から酒類取り扱いのコンビニエンスストアで先行発売した「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」の出荷を一時停止したと発表した。
同商品は、従来の缶ビールと異なり、ふたが全開でき、開栓すると泡が自然に発生し、飲食店のジョッキで飲む樽生ビールのような味わいが楽しめるという特徴を備えていることから、話題を呼んでいた。
また、開栓直後に自然発生する泡は、缶体内側の特殊塗料により、通常の缶からビールをグラスに注いだ時に発生する泡よりもきめ細かく、缶のまま直接飲用することで冷たさも炭酸ガス圧も維持されるという。
同社によると、同商品は4月6日の発売以降、販売数量が想定を大きく上回り、コンビニエンスストアの各店頭で品薄の状態となっているという。こうした想定を上回る需要に対し、商品供給が追い付かず出荷を一時停止せざるを得なくなったとしている。
現時点では、出荷再開の見込みは立っていないが、4月20日の全業態発売に向けて準備を進めているという。