Intelは、同社への製造装置、材料、サービスなどを提供する企業に継続的かつ卓越した改善を奨励するために設けられたサプライヤー・コンテニュアス・クオリティー・インプルーブメント(SCQI)プロセスの中で、年間を通じて継続的な改善実績をあげたトップパフォーマーを表彰する「SCQI賞」の2020年版受賞者となる7社を公表した。
2020年SCQI賞の受賞企業と授賞理由は以下のとおりで、日本からは2社が選出されている。
- Applied Materials(機器、統合プロセス、テクノロジー対応サービスなどの材料技術での卓越パフォーマンス)
- Lam Research(卓越した装置パフォーマンス)
- Securitas Security Services USA(物理的セキュリティサービス、セキュリティシステムサポートおよび関連サービス)
- 千住金属工業(はんだペースト、はんだボール、フラックス、STIM)
- Siltronic(研磨およびエピタキシャルシリコンウェハ)
- TSMC(ファウンドリサービスと幅広い技術)
- 東京エレクトロン(コーター/現像液、ドライエッチング、ウェットエッチング、熱処理、蒸着、テスト、3DIシステム)
また、品質、コスト、供給体制、技術力、カスタマー・サービス、労働および倫理要件、環境面でのサスティナビリティーにおいて80%以上のスコアを獲得することが条件とされているプリファード・クオリティー・サプライヤー(PQS)賞には、ASMLをはじめとする26社が選出。うち日本企業(米国法人含む)は12社となっている。
PQS賞を受賞した日本企業は以下のとおり。
- ディスコ
- フジミ
- 日立ハイテク
- JX金属
- KOKUSAI ELECTRIC
- レーザーテック
- 村田機械
- 信越化学
- SUMCO
- 東京応化工業
- 東ソー・クォーツ
- Tosoh SMD(東ソー米国法人)
なお、Intelのチーフサプライヤーチェーンオフィサー(CSO)であるRandhir Thakur氏は、「2020年のプログラムには評価項目として『新型コロナウイルス下での対応』を追加した。これは、パンデミック関連のサプライチェーンの課題に直面したサプライヤによる並外れたパフォーマンス、革新、および決意を評価対象にしたものである。そのため、2020年の受賞者は、Intelと半導体業界が最も困難な時期に成長し、安全に提供し続けることを支援してきた注目に値する企業グループとその従業員であるといえる。品質、革新性、卓越した運用への取り組みにより、彼らは賞とともにIntelの信頼と感謝を獲得した真のパートナーである」と述べている。