ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)は4月5日、AIを含むデジタルによるサポートによりIT保守管理業務の負荷を軽減する新しい保守サポートサービス「HPE Pointnext Tech Care」、およびサポートポータル「Digital Customer Experience (DCE)」を発表した。
HPE Pointnext Tech Careは、既存のHPE製品サポートサービスであるHPE ファウンデーションケアとHPE プロアクティブケアに代わるもので、問題の特定と解決だけでなく、顧客がHPEのテクノロジーを最大限に活用できるように支援するもの。
複数の手段でより迅速に製品のエキスパートにアクセスできるようになり、AIを取り入れた新たなカスタマー エンゲージメント プラットフォームであるDCEを通じて、顧客のIT環境の状況把握と分析の支援、およびパーソナライズされた技術情報や障害未然防止情報など業務効率化の実現を支援するテクニカルアドバイスが得られるという。
HPE Pointnext Tech Careでは、HPEが提供するフォーラムを通じて、コミュニティとの共有、ベストプラクティスの獲得、よくある質問への回答、HPEのライブラリなどにより製品の専門知識へのアクセスが容易になるほか、製品の操作・管理に関するエキスパートによる一般的なテクニカルアドバイスを受けることが可能。
さらに、サポートポータルDCEを通してAIを活用したカスタマーエクスペリエンスを提供するという。これはHPE製品から送られるデータによって最適化され、顧客が迅速にアクションを起こせるようサポートするのに加え、契約や保証の管理を効率化でき、利用できるサービスやリソースに関する情報が迅速に得られるという。
HPE ProLiant DLサーバー向けのHPE Pointnext Tech Careは4月5日から提供開始し、5月にはHPE Primeraストレージ向け、7月には他の製品向けに提供開始するということだ。