Q-Successから2021年4月のWebサイト向けLinuxディストリビューションのシェアが発表された。2021年4月はUbuntu、Debian、CentOS、Red Hat、Gentooがシェアを減らした。これまではシェアの多いLinuxディストリビューションの間でシェアが移っていくという動きを見せていたが、2021年4月は上位5のLinuxディストリビューションが軒並みシェアを減らすというこれまでにない動きを見せた。
Q-Successのグラフはシェアが1%以上のLinuxディストリビューションについてのみ掲載されている。2021年4月に新しいLinuxディストリビューションがグラフに記載されていないため、上位5つのLinuxディストリビューションのシェアが純粋に大きく減少しただけということになる。これまでの推移を比べるとかなり特異な動きを見せている。これが永続的な傾向なのか、今後の動向が注目される。
順位 | ディストリビューション | 今月のシェア | 先月のシェア | 推移 |
---|---|---|---|---|
1 | Ubuntu | 37.9% | 45.7% | ↓ |
2 | Debian | 17.9% | 21.7% | ↓ |
3 | CentOS | 12.5% | 15.5% | ↓ |
4 | Red Hat | 1.2% | 1.5% | ↓ |
5 | Gentoo | 0.9% | 1.1% | ↓ |
6 | Fedora | 0.3% | 0.3% | = |
7 | SuSE | 0.1% | 0.1% | = |
Q-Successは、上位1000万のWebサイト(2013年6月までの上位100万)を調査対象としており、Alexaによって提供されたWebサイトの人気ランキングの3カ月の平均順位を用いている。