大日本印刷(DNP)は3月26日、テレビ東京が運営するバーチャル空間「池袋ミラーワールド」(3月27日にオープン)に参画することを発表した。

  • 「バーチャルジュンク堂書店池袋本店」内観イメージ

    「バーチャルジュンク堂書店池袋本店」内観イメージ

池袋ミラーワールドでは、DNPグループのジュンク堂書店池袋本店を「バーチャルジュンク堂書店池袋本店」として構築し、本と書店の新たな価値を提供する「バーチャル書店」の事業化に取り組むという。

「バーチャル書店」では、キュレーターによる本の魅力の解説、動画や音声の活用、オンラインサロンの開催といった多様な手法で、本の新しい楽しみ方を提供していくという。また、書店員や著名人などが独自のテーマでお薦めの書籍を紹介する「ブックツリー」や「AI書店員」などの機能を開発予定だということだ。

DNPは、「バーチャル書店」を地域の魅力を発信する拠点とし、自治体をはじめとする多様な業界の企業や団体等とコラボし、リアルな空間と連動したエンターテイメント性の高いイベント等を行うという。

また、「バーチャル空間」に陳列する書籍などから、紙とデジタルの両方に対応するハイブリット型総合書店「honto」や丸善ジュンク堂書店のリアル店舗へと誘導を図り、書籍拡販モデルの開発等を行うということだ。