SCSKは3月25日、10月1日を効力発生日として、完全子会社のMinoriソリューションズがWinテクノロジを吸収合併すること、Minoriの九州地域向け事業を吸収分割により、SCSK九州に移管することを決議したと発表した。
同社グループの対象顧客層として、拡大余地のある中堅企業においては、デジタル化、働き方改革、危機管理等のIT活用が本格化、加えてWith/Afterコロナに伴うビジネスモデル変革を目的としたIT投資需要の拡大が見込まれる。
この市場に取り組むにあたって、これまでとは異なる価格設定・事業モデル等が必要となることから、中堅企業市場を新たに明確なターゲット層としたアプローチを強化するため、同市場への知見・実績を有するグループ会社の再編をするに至ったという。
従来から中堅企業向けの受託型システム開発を手掛けるMinori、製品ソリューションづくりのノウハウがあるWinテクノロジ、製品販売と構築・運用に特化するCSIを統合することで、中堅企業のIT活用に対する提案・導入・運用力を備えたITサービス会社を発足する。統合会社は、中長期的に売上高500~1,000億円規模を目指す。
九州地域の事業をSCSK九州に集約することで、リソース・ソリューションの活用幅を拡大し、当該地域の地場企業向けビジネスの拡大、地域特有のDX事業の創出などに取り組む。SCSK九州は中長期的に売上高100億円規模を目指す。