Microsoftは先日、Windows 10がプリンタ使用時にクラッシュする問題を修正する更新プログラムを公開した。しかし、当初Microsoftが想定していた以上に、今回のプリンタ周りのバグは影響範囲の広いものだったようだ。
プリンタの不具合に関しては、次のページに情報が掲載されていた。
- March 9, 2021—KB5000802 (OS Builds 19041.867 and 19042.867)
- March 9, 2021—KB5000808 (OS Build 18363.1440)
- March 9, 2021—KB5000809 (OS Build 17134.2087)
- March 9, 2021—KB5000822 (OS Build 17763.1817)
しかし、更新プログラムの提供が開始されてから何度かページが更新され、本稿執筆時点では次のような説明が追加されている。
上記の文言は数日前の段階では次のように掲載されていなかった。
この文言はKB5000802のみならずKB5000808、KB5000809、KB5000822のすべてに追加されている。印刷されるバーコードやロゴなどの一部が欠落する可能性があること、テーブルの行が欠落する可能性があること、ページやラベルが空白になる可能性があること、などが指摘されている。
なお、問題を説明する文言が追加された段階では「修正方法は調査中」とされていたが、本稿執筆時点では。次のアップデートで問題は修正されるという説明が追加されている。
- March 18, 2021—KB5001649 (OS Builds 19041.870 and 19042.870) Out-of-band
- March 18, 2021—KB5001648 (OS Build 18363.1443) Out-of-band
- March 18, 2021—KB5001634 (OS Build 17134.2090) Out-of-band
- March 18, 2021—KB5001638 (OS Build 17763.1823) Out-of-band
先日提供されたアップデートを適用しても印刷関連の問題が改善されなかった場合、この数日間で更新された情報の対象になっている可能性がある。最初に掲載したアップデートの説明を確認するとともに、必要に応じて対応を検討していただきたい。ただし、情報はここ数日間で何度か更新されており今後も変更される可能性がある。常に最新の情報を確認してから作業することが望まれる。