NTTデータ、NTTデータソフィア、ジェネクサス・ジャパンは3月19日、ローコード開発を採用した新たな営業店システムを構築し、2020年10月からの一部機能試行を経て、2021年4月から順次利用開始予定だと発表した。
営業店においてデジタル化による顧客との接点減少が課題となっていることから、これらを解決するため、デジタル受付端末を開発し、店舗の軽量化、ロケーションフリー化により、りそなホールディングスがめざす「お客さまに向き合う業務運営体制」の実現に貢献する。
端末上で稼働するWebアプリケーションの開発には、ローコード開発ツール「GeneXus」を採用することで短期間での開発を実現したという。
開発にあたっては、NTTデータソフィア主導で2019年6月からPoCを実施し、新システムへの適用可否や生産性を評価した。結果として、従来実績から想定する工期(16ヵ月)の半分以下である7ヵ月で開発可能な見込みが立ったこと、十分な生産性を確認できたことから、新システムとしての採用に至ったとしている。
新システムでは、従来金融専用端末で行っていた業務量のうち70%を汎用端末(PC、タブレット)で可能とすることで、金融専用端末を半減している。