三越伊勢丹ホールディングスは、VRを活用した仮想空間「REVWORLDS」を公開した。iOS/Androidアプリで入室できる。
社内起業制度から立ち上がったという「REVWORLDS」は自身のアバターを操作して新宿東口エリアをモデルとした都市空間。仮想伊勢丹新宿店では、実際の店舗そっくりの走り回れる広大な空間は相当広く工事中のエリアも多いが、落ち着いたBGMや催事のアナウンス、店員のふるまいなどデパートの良さがそのまま再現されている。
リアル店舗と連動したバーチャルワイン催事「世界を旅するワイン展」(3月26日まで)なども開催されている。商品に近づくとタップできるエリアが表示され、Webと連動して購入も可能だ。アバターにはチャットのほか手をふる、お辞儀するなど11種類のエモート機能、フレンド申請機能などが実装されている。3月下旬には婦人服や洋菓子コーナーも追加され、今後他社コンテンツの誘致などにも挑戦していくそうだ。昼中の訪問時、まだ少なかったが時折手をふってくれるユーザーも。商品や店舗が充実し、知らないユーザー同士が商品の良さを述べ会えるような空間になれば楽しそうだ。なお3月下旬のアップデートでは伊勢丹新宿本店の販売員を3Dスキャンしたキャラクター(NPC販売員/無人操作)も登場する予定で、掘り下げた商品情報も得られるようになる。