青山商事は3月18日、日本女子大学・大塚美智子教授の協力のもと、最新の人体計測データに基づくパターン(型紙)設計を用いることで、着用時の体への負荷が少なく高いフィット感を得られるビジネススーツを開発したことを発表した。その新製品「@SUiTS(エエスーツ)」は、同日から「洋服の青山」の主要120店とオンラインストアで販売する。価格は33,000円(税別)。
「@SUiTS」のパターン設計は、長年にわたり様々な人々を対象に快適な衣服設計などを研究している大塚教授の最新の人体計測データを活用。このデータをもとに、同社のスーツ開発チームが3Dアバ ターを用いた着装シミュレーションを実施し、スーツ着用時に想定されるあらゆる動作で生じる生地への圧力やシワの入り方などについて検証を重ねたという。
そこで得られた情報を解析し、肩幅と背幅のバランス、アームホールやヒップ回りの形状、各所の曲線部に至るまで、各パーツの設計を徹底的に見直すことで、現代の日本人に最適なパターンを作り上げたとしている。
また、これまでのスーツはYA体・A体・AB体といったサイズ表記を採用していたが、今回のスーツはS・M・Lでのサイズ展開とし、普段着などでも馴染みのあるサイズ表記をスーツにも採用することで、サイズ選びに対する不安感の払拭につなげていくとしている。
なお、「@SUiTS」の素材はウール95%/シルク5%、カラーはネイビー、サイズは8種類(S・M・L・LL/ワイド S・M・L・LL)。