アイリスオーヤマは3月17日、企業や教育機関向けにオンライン会議・授業に対応した「AIインタラクティブホワイトボード」4機種を3月19日より販売すると発表した。

  • 「AIインタラクティブホワイトボード」を使用した会議イメージ

同製品は、高精細4Kビデオと12個の複数マイクが本体に内蔵されており、一般的なWebカメラでは伝わりにくかった参加者の細かい表情をとらえられ、より臨場感のある音声を伝えられるという。

また、専用アプリケーションと接続することでスマートフォンやタブレット、パソコンなど最大20台の機器を接続し、リアルタイムに資料を共有し相互で操作可能。さらに、AIノイズキャンセリング機能により、集音範囲内のみの音声を拾って外部の音を遮断する。

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同製品のペン反応速度は、一般的なデジタルホワイトボートに比較して遅延が少ないといい、AIによるデジタル変換機能により、手書きの文字や図形、フローチャートをデジタルデータとして認識・変換することが可能。さらに、ジェスター認識により、フリック/ズームイン/ズームアウト/削除などの操作を、感覚的に作業することができる。

  • AIによるデジタル変換機能とジェスター認識機能

  • ジェスター認識機能

また、「AIインタラクティブホワイトボードPRO」2機種では、AIが発言者の声と位置を特定して自動でクローズアップする機能が備わっており、会議の発言者が認識しやすい仕様となっている。

  • AIが発言者の位置を特定して自動でクローズアップ

同製品の販売価格は、自動クローズアップ機能がない「AIインタラクティブホワイトボードS」が、65インチで70万円、86インチで120万円となっており、「AIインタラクティブホワイトボードPRO」は、65インチで75万円、86インチで130万円となっている(いずれも税別)。