日本航空(JAL)、日本電気(NEC)、霧島市、霧島市観光協会の4者は3月16日、鹿児島空港および霧島市内にて「顔認証を活用したおもてなしサービス実証実験」を3月24日から4月21日まで実施すると発表した。

JALとNECは2020年9月4日より、デジタル技術を活用したニューノーマル時代の旅の実現に向けて協業を開始しており、今回は霧島市、霧島市観光協会と共に地域活性化や新たな旅行体験の可能性を検証する。

  • 顔認証によるラウンジ入室(鹿児島空港)

具体的には、鹿児島空港内のラウンジにおいて、マスクを着用したままの顔認証により本人確認を実施する。なお、マスク着用での顔認証技術の活用は、航空会社では国内初の取り組みだという。

  • 顔認証で集めるデジタルスタンプラリー (鹿児島空港・霧島市内)

また、周遊型観光を目的に、顔認証を用いたデジタルスタンプラリーも鹿児島空港内で実施する。霧島市内の観光案内所など5か所のスポットを巡り、設置したタブレットで顔認証を行い、スタンプを集める。さらに空港内にはディスプレイが併設されており、スタンプの数によって変化するオリジナルフレームで記念撮影することが可能だ。