日本相撲協会とKDDIは3月10日、大相撲の観戦体験向上に向け、AR (拡張現実) などの先端技術を活用してファンと力士がバーチャル交流できるムービーサイネージ「Movie Wall」、ユーザーでは撮影できない場所からプロ仕様の構図で記念写真の撮影が可能な「マチカメ」を3月14日から開催の大相撲三月場所から提供すると発表した。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う感染防止対策のため、声を出しての応援の禁止や座席数の制限、観客と力士の接触を伴うファンサービスの禁止など、大相撲の観戦方法が変化しており、従来と同じような楽しみ方の提供が難しくなっている。
「Movie Wall」では横綱・大関など10力士の中から好きな力士を選択し、その力士と握手をするなど、一緒の空間にいるような自分だけの動画作成が可能。撮影可能な力士: 白鵬・鶴竜・正代・朝乃山・貴景勝・照ノ富士・隆の勝・御嶽海・遠藤・翔猿計10力士で、料金は撮影1回当たり1000円。
「マチカメ」は、自分では撮影することができない視点やプロ仕様の構図で、高性能一眼レフカメラでの特別な写真・映像を気軽に撮影できる、遠隔セルフィ―も可能なフォトサービス。好きな力士を選択して、土俵の前で撮影したような写真を大相撲特別プレミアムフォトフレームに入れてもらえる。 プリント1枚当たり1000円。