電通とビーエスフジ(BSフジ)は3月10日、マーケティングターゲットの視聴数に基づき料金取引を行う、運用型のテレビ広告サービス「CONNECTED VIEW」を共同開発したことを発表した。
「CONNECTED VIEW」は、インターネット接続されたテレビ機器から視聴に関するデータを取得する「テレビ局視聴データ」を活用するテレビ広告サービス。
放送局のマネジメント下において、人を起点にしたマーケティングのデータ基盤「People Driven DMP」のデータを用いて視聴データを分析し、「趣味嗜好・関心・特性」といったより細かな視聴者区分データを匿名取得して可視化する。これを基に、広告主のマーケティングターゲットの視聴状況を把握することで、ターゲットの視聴数に応じて料金をCM放送後に課金する仕組みだという。
出稿プランニング時と放送後のターゲット視聴者数をダッシュボードで可視化し、広告主の出稿計画を番組単位で把握できるため、計画と実績の差をタイムリーに共有・報告することができるという。
2019年6月からBSフジの一部番組でトライアルを実施しており、実用化に向けた課題抽出と精度向上を目的に3月から対象番組を拡大し、本格的な試験運用を行うということだ。