TISは3月4日、企業の迅速なRPA全社展開を支援する自社ソリューションである「RPA業務自動化ソリューション:UiPath」に、企業の管理部門の業務や現場部門の事務系業務などのバックオフィス業務のデジタル化を加速する「ハイパーオートメーション実現サービス」を2月26日に追加したと発表した。価格は500万円(税別)から。5年間で100社への提供を目指す。

  • サービス適用後のイメージ

  • サービス適用前のイメージ

新サービスでは、同社が独自に開発したという「E2E自動化テンプレート」と、テンプレートを有効利用するための「E2E自動化テンプレート導入支援」をセットで提供し、これまでのRPA化では実現が難しかったという人とロボット(RPA)のシームレスな連携や、業務プロセス全体の可視化を可能にするとしている。

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E2E自動化テンプレートは、ロボット(RPA)による自動処理と人のオペレーションをテンプレートへ記載することで連携させる。テンプレートに記載した内容はロボット・人の双方の処理を含む業務プロセス全体の進行状況としてリアルタイムに可視化し、個別のプロセスの遅延の確認やボトルネックの傾向分析に基づく業務改善などが可能になるとのこと。また、要望に応じてレポートのカスタマイズが可能としている。

E2E自動化テンプレート導入支援では、同社エンジニアがE2E自動化テンプレートを有効活用するための導入支援を行う。E2Eテンプレートの自動化で必須となる業務プロセスの見直し、個別のロボットの無停止化、OCRやAI(人工知能)、chatbotなどのテクノロジー利用を含め、トータルでハイパーオートメーションの実現を目指すという。