パナソニックは3月4日、小型低速ロボットを用いてエリア内の店舗から住宅へ商品を届ける配送サービスの実証実験を、アインホールディングス、Fujisawa SST協議会とともに、Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(神奈川県藤沢市、以下 Fujisawa SST)にて3月5日から実施することを発表した。

  • 小型ロボットがエリア内の店舗から住宅へ商品を届ける配送サービス

    小型ロボットがエリア内の店舗から住宅へ商品を届ける配送サービス

今回の実証実験は、2台の小型低速ロボットを用いて、処方箋医薬品をアイン薬局 FujisawaSST店、冷蔵品の弁当を商業施設「湘南T-SITE」から住宅に向けて配送するもの。

医薬品の配送では、患者は医師から電話等により診察、アイン薬局の薬剤師からオンライン服薬指導を受けた後、小型低速ロボットが届ける医薬品を受け取る。これにより、診察、服薬指導、医薬品の受け取りまでを非対面で完結するという。

この実証実験は、3月5日~3月26日の期間中の木曜日と金曜日に実施される。アイン薬局から医薬品もしくは湘南T-SITEから冷蔵弁当を、それぞれ予約した利用者の自宅へ、指定された日時に小型低速ロボットが届ける。

  • 黄色で示されたルート上を走行

    黄色で示されたルート上を走行

2台の小型低速ロボットが公道を自動走行し、無線接続された遠隔管制センター(パナソニックの佐江戸地区:神奈川県横浜市都筑区)のオペレーターが走行状態を確認しながら、自動で回避が困難な状況では遠隔操作に切り替えて走行する。

また、オペレーターはロボット周辺の方との遠隔での対話が可能で、必要に応じて、利用者との円滑な商品受け取りなどをサポートするということだ。