日本電気(NEC)は3月2日、企業が持つ大量の未整理のデータと分類したいカテゴリ情報を使って、AIが自動的にデータを仕分けする「データ自動仕分けサービス」を、同日より提供開始することを発表した。

  • データ自動仕分けサービス利用のステップ

    データ自動仕分けサービス利用のステップ

同サービスは、NEC独自の機械学習アルゴリズム「データ意味理解技術」を活用し、「仕分け対象データ」と分類したいカテゴリである「仕分け先データ」、正解の見本となる学習用「教師データ」をWebブラウザを通じてアップロードするだけで、自動で分類を行い簡単なデータ仕分け作業が可能となるクラウドサービス。

AIによりデータ仕分けの作業を自動化することで、人手で行うと数時間、数日かかる作業時間を大幅に縮減して、データ分析を高速化・効率化。データ分析の頻度向上や鮮度の高いデータの活用が実現でき、迅速にマーケティング施策、商品開発へのフィードバックが可能だという。

  • データ自動仕分けサービスWeb画面のイメージ

    データ自動仕分けサービスWeb画面のイメージ

「仕分け対象データ」、「仕分け先データ」、「教師データ」の3種のデータを準備するだけで、Webブラウザから簡単に分類作業が行える。データ分類作業を標準化することで、属人化を防止することにもつながるという。

また、表データの行や列が持つ意味をAIが高精度に予測するため、類似性の高いデータ同士を自動的に統合でき、少ない教師データからも高精度なデータ仕分けが実現できるとしている。

月々の提供価格は税別50万円〜(初期導入・仕分けAIモデル作成費用除く)。