Fossbytesは2月26日(米国時間)「Windows 10 21H1 (2104): New Features Explained, Release Date」において、Windows 10の次期大型アップデートとなるWindows 10 21H1 (2104)に搭載される予定の新機能について伝えた。それによると、21H1にはWindows Helloにおける外部Webカメラのサポートやセキュリティ機能の改善などが含まれるという。Microsoftはまだ21H1のリリース日を明確にしていないが、過去の傾向からすれば4月または5月にリリースされる可能性があるという。
Windows 10 21H1のようなアップデートはFeature Updateと呼ばれ、多くの新機能の追加や機能改善が行われるのが慣例となっている。しかし、21H1はこれまでのFeature Updateに比べれば小規模なアップデートであり、新機能の追加は限定的なものになっている。Microsoftではより大規模な機能追加を含んだWindows 10 21H2のリリースを今年後半に計画している。
Fossbytesは、21H1における代表的な新機能や機能改善として以下を挙げている。
- Windows Helloにおける、外部Webカメラのデフォルト設定のサポート
- Windows Defender Application Guardにおける、ドキュメントを開く時間などのパフォーマンスが向上
- Windows Management Instrumentation(WMI)のグループポリシーサービスにおける、リモートワークシナリオをサポートするためのパフォーマンスが向上
- IE11で中国語言語パックを使用した場合のメモリリークエラーや、Windows Out Of The Box Experienceでの予期しないエラーなどといった多数の既知のバグの修正
21H1のアップデート内容に関するより詳細な情報は、Microsoftの公式ブログの次のエントリにまとめられている。
Windows 10 Insider Programのベータチャンネルでは、上記の内容を含んだ21H1ビルド19043.844が配信されている。Insider Programに参加しているユーザーはWindows Update経由で21H1をインストールし、これらの新機能を試すことができる。
なお、より多くのアップデートを含んだ21H2については、次のブログエントリで詳しく紹介されている。