Python Software FoundationとJetBrainsは、約200カ国28,000のPythonユーザーを対象に行った「Python Developers Survey 2020 Results」を発表した。サーベイは、数多くのプログラミング言語開発環境を提供するチェコの企業JetBrainsの協力のもと昨年10月に行われている。

「Python Developers Survey 2020 Results」

「Python Developers Survey 2020 Results」

85%がPythonを主要なプログラミング言語として利用しており、ともに利用される言語としてはJavaScript、HTML/CSS、Bash/Shellが上位を占めるが比率は分散傾向にある。活用ジャンルとしてはデータ分析が55%、Web開発が50%、機械学習が40%、自動化やDevOps領域が38%、クローラーやスクレイピング周りが36%と続いている(以下比率は複数回答を含むもの)。こちらも2019年度と比較すると分散傾向にあるが、教育用途、デスクトップ開発、ゲーム開発、モバイル開発などが微増している。

よく使うWebフレームワークはFlaskが46%、次いでDjangoが43%とこの二つが突出している。データサイス分野ではNumPyが62%、Pandasが56%、Matplotlib46%、SciPy33%、SciKit-Learn31%、TensorFlow25%、Kerasが19%とマシンラーニングでよく利用されるフレームワークやライブラリが比較的均等に使われている。ほか、Unit-testやデータベース。クラウドやCIツール、IDEなどの利用動向も掲載されている。