Appleは2月25日(米国時間)、macOS Big Surの最新版となる「Big Sur 11.2.2」をリリースした。同社が公開した次のリリースノートによると、このアップデートでは、ハードウェアの破損につながるUSB-Cハブおよびドックの深刻な問題に対する修正が行われているという。

What's new in the updates for macOS Big Sur - Apple Support

  • macOS Big Sur 11.2.2

    macOS Big Sur 11.2.2

Big Sur 11.2.1以前のバージョンでは、一部の規格に準拠していないサードパーティのUSB-Cハブやドックを使用した場合、MacBook ProおよびMacBook Airの本体が破損する危険性があるという問題が報告されていた。Big Sur 11.2.2ではこの問題に対処し、本体の破損を防止する処置が施されているとのこと。アップデートの対象となる製品としては、MacBook Pro(2019年以降)とMacBook Air(2020年以降)が挙げられている。該当のモデルを利用しているユーザーは早急にアップデートを適用することが推奨される。

具体的にどの程度の数のユーザーがこの問題によるハードウェアの破損を経験したのかは明らかにされていない。しかし、サードパーティのUSB-Cハブやドック製品には何らかの問題が報告されているものも少なくないため、購入する場合はよく注意したほうがいいだろう。

なお、Big Sur 11.2.2にはCVE番号が割り当てられた脆弱性の修正は含まれていないとのことだ。