Microsoftは2月24日(米国時間)、「Announcing Windows 10 Insider Preview Build 21322|Windows Insider Blog」において、Windows 10 Insider Preview Build 21322の公開を伝えた。このビルドでは「3Dオブジェクトフォルダ」がファイルエクスプローラで特別なフォルダとして表示されないように変更されている。変更後も3Dオブジェクトフォルダを表示したい場合は、ファイルエクスプローラから%userprofile%にアクセスした後、パネルオプションで「すべてのフォルダーを表示」を選択すればよいと説明されている。

これは、春以降にリリースが予定されている次のフィーチャーアップデートバージョン「Windows 10, version 21H1」において、ファイルエクスプローラで「3Dオブジェクト」フォルダがデフォルトで表示されなくなることを意味している。現在のバージョンのWindows 10では、次のようにファイルエクスプローラに「3Dオブジェクト」のフォルダが表示されている。

  • Windows 10、version 21H1では「3Dオブジェクト」フォルダが非表示になる予定

    Windows 10, version 21H1では「3Dオブジェクト」フォルダが非表示になる予定

Microsofotは当初、3Dオブジェクトを多くのユーザーが作成して利用することを想定していたようだが、実際にこのフォルダを利用するユーザーはあまりいなかったようだ。ファイルエクスプローラはWindowsでよく使われるアプリケーションであるだけに、使用しない項目があるのはユーザーにとって好ましいとは言い難い。

Microsoftはフィーチャーアップデートごとに新しい機能を追加しているが、一方、利用者が少ない機能に関しては削除やデフォルト無効化することにも取り組んでいる。なお、「3Dオブジェクト」フォルダは非表示になるだけで削除されるわけではない。3Dオブジェクトフォルダを頻繁に使っている場合はWindows 10, version 21H1のリリースまでに利用方法を変更するか、アップデート後に表示オプションを変更する操作を行う必要があるものと見られる。