United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は2月24日(米国時間)、「Mozilla Releases Security Updates for Thunderbird, Firefox ESR, and Firefox |CISA」において、Firefox、Firefox ESR、Thunderbirdに脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされている。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
- Security Vulnerabilities fixed in Firefox 86 — Mozilla
- Security Vulnerabilities fixed in Firefox ESR 78.8 — Mozilla
- Security Vulnerabilities fixed in Thunderbird 78.8 — Mozilla
脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Firefox 86よりも前のバージョン
- Firefox ESR 78.8よりも前のバージョン
- Thunderbird 78.8よりも前のバージョン
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Firefox 86
- Firefox ESR 78.8
- Thunderbird 78.8
脆弱性のいくつかは深刻度が重要(High)に分類されており注意が必要。Firefoxはメニューから「Firefox について」を選択することでバージョンを確認できる。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってFirefoxを再起動することでバージョンアップが適用される。