エイチ・アイ・エス(HIS)は16日、新規事業創出や既存プロジェクト推進を目的に「IT新興企業連携・投資プロジェクト」を開始した。
プロジェクトは最先端のテクノロジーやIT新興企業にフォーカスするもので、HISのグループアセットを活用した連携から投資までを見据えるもの。対象企業はミドルからレーターステージを中心に全ステージ、アセットのリソースは活用しやすい日本国内が中心だが、技術・サービスの逆輸入モデルも視野に海外も対象圏内。1企業当たりの出資額は、ステージと協業モデルに基づいて決定する。
特設サイトでは、チャットコマースを展開するZeals(ジールス)と連携した接客DXでの成功を例として挙げるほか、ハウステンボスの私有地を活用した実験場所の提供や約37,000社の企業・団体との結びつきを活かし旅行以外のマッチング、国内201店舗・海外200店舗の販売網などアセットを例示。旅行やテーマパーク、ホテルやエネルギーなど以外にも、農業や飲食業、人材派遣など新事業へのチャレンジを行う同社は、DNAである「感動・ワクワク感の創造」を進化させ、ひいては世界の人々の暮らしを豊かで楽しくする新しい技術を付加したサービスの開発を探求しますと述べている。