コクヨは、同社がコクヨ東京品川オフィスにオープンした働き方の実験場「THE CAMPUS」オープンラボ内で会議を活性化させる新たなツール"Display Direct"の概念実証を開始する。

  • "Display Direct"によるディスプレイ表示の様子(同社資料より)

    "Display Direct"によるディスプレイ表示の様子(同社資料より)

PFUと協力して開発が進められているプロトタイプのデバイス"Display Direct"は、個別のPCの印刷コマンドやスキャナーからHDMI接続されたディスプレイに送り、複数資料を非ミラーリングで表示。一つのファイルに統合し、ストレージに保存するなどリモコンにも対応した操作で会議におけるシームレスな資料操作を提供する。

  • ファイルの印刷メニューに表示されているKOKUYO Display Direct(同社資料より)

    ファイルの印刷メニューに表示されているKOKUYO Display Direct(同社資料より)

会議などの場でPCから共有モニタへの接続の煩わしさから解放され、PCを閉じても資料は表示され続けるため、議題に集中した会議も期待できる。2022年の発売を目指す概念実証では、PFUのパーソナルドキュメントスキャナー「ScanSnap」との連携により、会議の場での手書きメモを共有するといった紙と融合した使い方の検証を行う。

  • Display Directのシステム概要(同社資料より)

    ファイルの印刷メニューに表示されているKOKUYO Display Direct(同社資料より)