ルネサス エレクトロニクスは2月10日、2020年12月期の決算概要を発表した。
それによると、売上高は前年比0.4%減の7157億円となったが、売上総利益率は47.3%、営業利益は1375億円、営業利益率は19.2%と過去と比べても高い値を残した。また2020年第4四半期の業績については、売上高が前年同期比0.2%減、営業利益が同7.5%増の372億円、営業利益率19.4%としている。
また、稼働率については200mm、300mmともに2020年第2四半期を底に回復傾向にあり、特に200mmについては第4四半期には8割程度まで回復してきたという。
なお、2021年第1四半期について同社では売上高は1970億円~2050億円としている。また、2020年の第4四半期から2021年第四半期の設備投資額は新型コロナの影響で抑えていたものを従来のぺースに戻してきており、第1四半期は戦略的な増産投資を行い、IGBTの300mmウェハ対応などを進める予定としている。