仕事の合間のひとときの休息。今日のコーヒは特に味わい深い。燻された絶妙の香りをスマホでデジタル化して記録しておこう。そんなことが当たり前になる時代も目前のようだ。

アロマビット社は9日、同社が開発する小型ニオイセンサーの量産化に向けて第三者割当増資を実施したことを発表した。エプソンクロスインベストメント出資のEP-GB投資事業有限責任組、京セラ、テックアクセルベンチャーズのファンドを引受先としている。

先月にはシリコンCMOS型のニオイセンサーの開発キットの販売を開始するアロマビットは、これまでもJTやSony Innovation Fundなどからの資金調達を行っている。今回の第三者割当増資は、センサーの高機能化や量産化などに必要な成長資金を目的としており、小型化したセンサーでモバイルや家電などコンシューマー向け用途での市場拡大を目指す。

  • シリコンCMOSニオイセンサー開発キット(同社資料より)