日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は2月9日、ハイブリッドクラウド環境でのゼロトラスト・セキュリティの実現に向けたID認証サービス(IDaaS)「IBM Security Verify」を、4月1日より「IBM Cloud東京リージョン」から提供開始することを発表した。

IBM Security Verifyは、オンプレミスからハイブリッドクラウド環境での包括的な運用が可能なIDaaS。

モバイルを含む各種デバイスですぐに始められるシングルサインオン、AIを搭載したリスクベースの認証による多要素認証の機能、アダプティブ・アクセス機能(適応型アクセス制御)を搭載。指紋や顔認証などの生体認証、TOTPモバイル・オーセンティケーター、メールやSMSでのワンタイム・パスワードの発行、QRコードなどを用いたパスワードレス認証やGatewayを利用し、そのほかの多要素認証とも連携する。

セキュリティ強化に必要な多要素認証を状況に応じて最適なアクセス管理を提供し、IDガバナンスとIDの発行から削除までのライフサイクルに合わせた包括的な運用が可能だということだ。

日本IBMは、同サービスを国内提供することで、顧客に対して包括的かつ利便性の高いセキュリティを提供できるとしている。価格は個別見積もり。