三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)とシンプレクスは2月8日、在宅勤務・在宅コンタクトセンター向けの不正検知AIソリューション「Deep Percept for remote work」の実証実験を、2月から開始することを発表した。
「Deep Percept for remote work」は、在宅コンタクトセンターなど顧客の情報を扱う業務のリモートワークにおいて、「従業員によるスマートフォン等での業務画面の撮影」、「従業員以外の第三者の閲覧による情報流出」などの課題に応えるために、シンプレクスグループのAI企業であるDeep Perceptが開発したソリューション。
WEBカメラから得られる情報をAIが分析し、撮影機器を用いた個人情報画面の撮影等、従業員および第三者による盗撮を検知するほか、端末の利用者が従業員本人であるかを自動認証して第三者による覗き見を検知するという。
また、管理者は盗撮チェック、本人チェック、第三者チェック、覗き見チェック機能において、異常検知に関する様々な制御アクションをリモートで細やかく設定でき、従業員のプライバシー保護を考慮した業務モニタリングが可能だということだ。
今回、MDISはこのニーズが高いと考えられる金融機関のコンタクトセンター業務を想定した環境で実証実験を行う。同実験を通じ、さまざまな作業環境の下でも同ソリューションが問題なく機能することを確認するという。
実験後は両社でプロモーション活動を行い、2021年4月より金融機関を中心に展開していく予定とのことだ。