アドバンスト・メディアは、さまざまな医療記録をAI音声認識技術で支援するサービス「AmiVoice IC-Support」を発表した。

医療従事者の長時間勤務の解決が課題となっているが、診療後のカルテや診断書などの書類作成に多くの時間が取られることが1つの要因となっている。同サービスは、そうした書類作成などの負担軽減を図ることを可能とするもので、AI音声認識技術を利用して、対面診療・対面服薬指導・オンライン診療・電話診療/相談など、さまざまな診療スタイルにおける、医療従事者と患者の会話をリアルタイムで文字化するもの。

  • AmiVoice IC-Support
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  • AmiVoice IC-Supportの概要と利用シーン

具体的には、医療従事者、患者の音声を分離して録音し、会話を自動で文字化するというもので、音声と認識結果は紐づいて蓄積され、会話は文字で簡単に検索することが可能だという。全オンライン診療に対応し、そのまま電子カルテなどの患者管理システムに利用することもできるという(オンライン診療への対応は3月の予定)。

  • AmiVoice IC-Support

    AmiVoice IC-Supportの特長

また、ネットワーク不要のスタンドアロンでの音声認識処理のため、機密性の高い会話に利用することも可能だという。

なお、価格は月額プランが3,500円/月(税別)、買取りプランが20万円(税別)で、同社では2021年3月19日までの期間、実証実験期間として、協力してもらえる病院や診療所などといった医療機関を募集するとしている。

  • AmiVoice IC-Support
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  • AmiVoice IC-Supportの期待される効果と今後の方向性