凸版印刷は2月3日、同社が包材と同時に装置まで提供している充填機・包装機にIoT機能を標準搭載し、収集したデータを使用した監視/制御/分析が可能な製造支援DXソリューションを「NAVINECT」のパッケージサービスとして提供を開始すると発表した。

  • 同サービス提供機能全体像のイメージ

同サービスは、充填包装工程での品質向上のための追加センシング、装置メーカーと連携したデータ収集の標準化を行い、充填機・包装機へ標準機能として搭載している。エッジパッケージでは、稼働状態や異常予兆の監視や、製造履歴の参照、誤投入防止制御の4つの機能が提供される。

また、クラウドパッケージでは充填機の付帯機能として、装置に標準搭載されたIoT機能を活用した装置データの中・長期的な変化の見える化/集計機能を「MIoTASU」として提供される。充填機のデータをLTE/3Gモバイルデータ通信による通信でクラウドサーバー上に蓄積される。

エッジパッケージの提供価格は、初期構築費が700万円からで、サービス購入価格が1機能につき34万5000円から。クラウドパッケージは、初期構築費が260万円からで、月額利用料が3万5000円からとなっている。同社は2021年度までに関連事業含め約150億円の売上を目指す方針だ。