就職人気企業ランキング、10年前とどう変わった？2022年卒の第1位は？

学情は2月1日、「就職人気企業ランキング」の結果に関して、 2013年卒～2022年卒の10年分を比較した結果を公開した。

10年前にあたる2013年卒の「就職人気企業ランキング」では、「メガバンク」3社がトップ10にランクイン。三菱東京UFJ銀行（現：三菱UFJ銀行）は、 2017年卒のランキングまで、上位10位に入り続けた。現在の社会人4年目にあたる世代が就職活動をしていた時期まで、「金融」が高い人気を誇っていたことがわかる。

2016年卒～2019年卒のランキングでは、 ANA（全日本空輸）が4年連続で首位を獲得した。 JAL（日本航空）もトップ10に入っており、現在の社会人2年目から5年目の世代が就職活動をしていた時期は、「航空」の人気が高かった。

2020～2022年卒は、伊藤忠商事が3年連続で首位を獲得。トップ10の企業は、毎年入れ替わりを見せるなか、 10年間トップ10に入り続けた企業は、伊藤忠商事（2022年卒ランキング1位）と、 JTBグループ（2022年卒ランキング9位）の2社のみだったという。

2022年卒のランキングは、 2020年4～9月期の純利益が他の総合商社を上回った伊藤忠商事が1位を獲得。加えて、「食品」やスーパーが好調なイオングループなど、コロナ禍で「巣ごもり消費」や「ステイホーム」を支える企業も人気を集める結果となっているという。