Vivaldi Technologiesは1月28日(米国時間)、「Vivaldi takes tabs to the next level, literally」において、Webブラウザ「Vivaldi」の最新版となる「Vivaldi 3.6」の公開を伝えた。このバージョンはタブに新しい機能が追加されており、「二段目」のタブが導入されている。多くのタブを同時に開いて使用するユーザーに新しいUI/UXを提供することになる。
Vivaldiはすでに「タブスタック」と呼ばれる機能を提供している。これは複数のタブをグループ化して単一のタブにまとめるというもの。まとめられたタブは単一のタブにさらに小さいタブが付随するようなUI/UXで扱われていた。
Vivaldi 3.6で導入された2段目のタブはこれを強化するもので、タブがタブスタックにまとめられると、タブスタックのタブが2段目に表示されるようになる。2段目の中で表示されているページが一段目のタブとして表示される。1段目のタブを切り替えれば、2段目に表示されるタブも切り替わる。
1段目でタブスタックになっていない通常のタブを選択した場合は、2段目のタブは表示されない。タブスタックを使っていないユーザーにとってはこれまでと操作は変わらない。タブスタックを使っているヘビーユーザがこの新しい機能の恩恵に与ることになる。
主要WebブラウザのUI/UXが似た方向へ進む中、Vivaldiは個性的な戦略を採用している。さまざまな機能を提供しそれをユーザーが選択して利用できるようにすることが大切という設計思想を掲げており、主要Webブラウザが提供していないユニークな機能をいくつも持っている。