雪国まいたけは27日、ロビット社とAIを用いたまいたけ株のカット工程自動化技術の開発に成功したことを発表した。
歯ごたえのある食感と手軽な調理でも美味しく食べられるまいたけは、ビタミンDも豊富でこの時期、特に重宝される食材。店頭でかさを広げ、迫力のある見た目を呈するパッケージだが、雪国まいたけでは、天然同様900gを超える株を重量精度、味や食感を考慮した独自カット技法で1パックにまとめている。形状や茎がそれぞれ異なるまいたけは、熟練者と経験の浅いスタッフでは2から3倍の効率差があるそうだ。
2019年にロボットや精密機器の製造販売を行うロビットとAIアルゴリズムとそれを実装するロボットの開発に取り組んできたが、今回雪国まいたけ社内でもっとも優れた熟練スタッフと同等レベルのカットを行える自動カットロボットの開発に成功。今後はカットから包装までの工程をカバーする次世代パッケージングラインの開発に進む。