AMDは1月26日(米国時間)、2020年第4四半期(10~12月期)の業績を発表。それによると同四半期の売上高は前年同期比53%増の32億4000万ドルとなり、2020年通期売上高も同45%増の97億6000万ドルとなったという。Intelの年間売上高は同8%増、第4四半期で同1%減であり、対照的な結果となった。
複数分野で成長が見られた第4四半期
第4四半期は、コンピューティングおよびグラフィックスセグメントとエンタープライズ、組み込みおよびセミカスタムセグメントの両方に牽引され、前年同期比53%増および前四半期比16%増を記録。売上総利益率も45%となり、営業利益も前年同期の3億4800万ドル、前四半期の4億4900万ドルから、5億7000万ドルへと伸ばすこととなった。
コンピューティングおよびグラフィックス分野の収益は19億6000万ドルとなり、主にRyzenプロセッサの販売がけん引した。一方のエンタープライズ、組み込み、セミカスタムの分野の収益は12億8000万ドルで、セミカスタムおよびEPYCプロセッサの売り上げが伸びた。
2021年も好調を期待
AMDは、2021年第1四半期の売上高を前年同期比約79%増、前四半期比1%減のの約32億±1億ドルとしており、すべてのセグメントでの成長が期待できるとしている。
また、2021年通期についてもすべての事業で成長を見込んでおり、売上高は2020年比で約37%増を見込むとするほか、粗利益率も約47%となると予想している。