UiPathは1月19日、完全に自動化したエンタープライズ環境を実現させるための新たな機能・サービスが加わったUiPathプラットフォームの提供を開始したことを発表した。
UiPathは今回、ローコード開発を支援する「UiPath Apps」をはじめとした機能およびサービスを提供する。
「UiPath Apps」は、開発者がユーザーインタフェースを簡単にローコードで開発することができる機能で、ドラッグ&ドロップでボックスを置き、そのボックスにどのような操作を入れるかを登録してUiPathのワークフローを連携できる。
UiPath Appsを通じてUiPathのワークフローとロボットを利用することにより、ユーザーはまったくRPAについて知識がなくても、ユーザーインターフェイスを通じてRPAを活用することが可能だという。また、開発者は複数のワークフローを組み合わせ、1つのユーザインターフェースに組み入れることができることで、複雑な自動化をユーザーがシンプルに操作できるということだ。
また、UiPathが提供するクラウドサービス「Automation Cloud」上で、新たに「UiPath AI Fabric」、「UiPath Document Understanding」とシームレスにつながり、サービス提供が開始された。Automation Cloudは、新たにエンタープライズグレードのセキュリティに対するコミットメントの証であるSystem and Organization Controls 2(SOC 2) Type 1に認定されたという。
さらに、新たなCXを提供するUiPath Assistant、ピクチャーインピクチャーモードを提供する。Assistant機能によって見やすく操作しやすいユーザーエクスペリエンスが得られ、ピクチャーインピクチャーモードで、作業をしながらバックグラウンドでロボットを動かすことが可能になるとしている。
そのほか、ビジネスユーザー向けプラットフォームであるUiPath StudioXに対応するアプリケーションに、新たにGoogle Workspace GmailとMicrosoft PowerPointが追加されたほか、レコーダー機能も強化されている。これにより、データの操作や文書の処理といった日常業務を支援する自動化を構築できるということだ。